ZOOMANITY

a flood of circle ZOOMANITY歌詞
1.Open The Gate -session #4-


2.百鬼夜行

作詞:佐々木亮介
作曲:佐々木亮介

君がくれたのは 正しい言葉たち くらくらくら
俺に取り憑いて まるで妖怪変化 けらけらけら

俺が嘘つくと 鬼の形相で 夜な夜なうごめく

踊り狂うカーニバルは ぞろぞろと百鬼夜行
この汚れた魂を ぶっ潰そうと暴れ出した

追いかけられても 逃げることしか出来ず へらへらへら
鬼ごっこのつもり 鬼さんこちら手の鳴る方へ ふらふらふら

死ななきゃ馬鹿は 治らないなら 今ひと思いに

踊り狂うカーニバルは 気もそぞろ百鬼夜行
この汚れた魂を ぶっ潰そうと声上げる
後悔や挫折や記憶の 魑魅魍魎

俺の言葉も君の中に生きていますか
願わくばその嘘も潰してあげたい
正しさの正しさを知ることが出来ないままで

言葉には皆 角が生えている 足音揃えて

踊り狂うカーニバルは 言霊の百鬼夜行
汚れのない魂が 無いと知って強くなる
期待と不安の未来の 魑魅魍魎
優しさで殺して 鬼さんこちら手の鳴る方へ


3.フェルディナン・グリフォン・サーカス

作詞:佐々木亮介
作曲:佐々木亮介

サーカスへみんなようこそ 俺は愉快な道化師
サーカスへみんなようこそ 真心で祈るピエロ
祈るピエロ

俺の役目は笑わせること でも頭をよぎる
笑われるだけの能無しなら 誰でも出来るかもって
仕事を辞めたくなったりするよ

サービスで毎日同じ 笑顔を塗りたくって
サービスで毎日同じ 顔だけが笑うピエロ
笑うピエロ

部屋に帰って恋人に話す 洗いざらい全て
わからなくなる 生きている理由 そんなことまで言って
笑わせるどころか泣かせて 人間を辞めたくなったりするよ

サーカスへみんなようこそ 上手に言えなくなった
サーカスへみんなようこそ 上手に笑えなかった

いつからか忘れてた 人のためなんてうそぶいて
泣いてる彼女見て 何かしなきゃと思ったんだ
笑ってほしいのは また笑ってみたいから
やっと気づいたんだ 何かしなきゃと思ってんだ

能無しなままでもいい わからないままでもいい
笑えたらそれでいい 俺は愉快な道化師

サーカスは今日も続く 開演のベルを待つ
サーカスは明日へ続く 何度も繰り返し
サーカスへみんなようこそ 俺は愉快な道化師
サーカスへみんなようこそ 真心で祈るピエロ
祈るピエロ


4.Silent Noise = Avant-garde Punk

作詞:佐々木亮介
作曲:渡邊一丘

彼の部屋には音がしない 時計の針さえ止まった
ドアにいくつも鍵をかけて そっと息を潜めている

脳内にフィード・バックしては 騒がしく蘇るシーン
甲高く上がった悲鳴は 止まない耳鳴りの正体

耳を塞ぐからこそ よく聴こえてしまうのさ

サイレント・ノイズ つんざくような
静寂はアヴァンギャルド・パンク
金切り声でがなりたてる SOS

決して他人に言えない秘密 彼が無口なふりしても
言葉はこみ上げてくるもの 許しを乞う台詞ばかり

口を閉ざすからこそ 語りかけてしまうのさ

サイレント・ノイズ つんざくような
静寂はアヴァンギャルド・パンク
か細い声でつぶやいてる SOS
叶わない愚かな願い 独り言のように祈って
嗚咽まじりの懺悔が 木霊する部屋

応答せよ 鍵を開けろ ドアの向こう 訪問者

サイレント・ノイズ つんざくような
静寂はアヴァンギャルド・パンク
彼の部屋に響き渡るノックの音
下らないお前の願い 叶えてやろうかと怒鳴って
扉を叩いてるのは神様か それとも


5.Black Magic Fun Club

作詞:佐々木亮介
作曲:佐々木亮介

生まれた時から世界を嘆いて 大声で泣いてた僕なんです
体 家 国 選んでもないのに 入会手続き済んでたんです
会員証は区役所に 年会費は税務署に
毎晩ブラック・マジック・ファン・クラブで
愛したい 愛せない 呪文を唱える

hey hey hey hey 悲しいのは人のせいで
hey hey hey hey ねたみ そねみ ひがみ でも
hey hey hey hey 一人ぼっちは寂しくて
hey hey hey hey 孤独を持ち寄るのがルール

特典その1;ファン・クラブ限定 表現の自由をお約束
僕の場合ブルース 好きにしていいなら 黙っているなんて損だ

妄想 空想 脳内だけは 治外法権 許されたいんです
やりたい放題やったその挙句 イメージを信じるしかないんです
会員皆どっかズレて 狂っているくらいが正常で
今夜もブラック・マジック・ファン・クラブで
変わりたい 変われない この僕を呪う

hey hey hey hey 誰かのために生きるには
hey hey hey hey 無力 無意味 無闇 だし
hey hey hey hey 誰かのためと思っても
hey hey hey hey 結局僕のためのツール

特典その2;ファン・クラブ限定 思想と自由とお約束
精神はブルース そして声にしなきゃ 黙ってろったって
やっぱ無理だ

hey hey hey hey 愛するも自由
hey hey hey hey 変わるも自由
hey hey hey hey 退会も自由
hey hey hey hey 死ぬ杞憂 僕はフール

hey hey hey hey 自由を叶えるブラック・マジック
hey hey hey hey 自分が理由になるから
hey hey hey hey 自由がアイドルのファン・クラブ
hey hey hey hey この手で選ぶ それがルール

死ぬまで一生嘆き続けても 涙は枯れやしないと思うんです
自由のブラック・マジック・ファン・クラブから 僕らの魔法が届きますように


6.Chameleon Baby

作詞:佐々木亮介
作曲:佐々木亮介

僕らの縄張り 牢獄みたいなジャングル
定められたルールは 弱肉強食
Chameleon Baby ざわめく緑の木々
Chameleon Baby 隠れているんだろ

か弱い僕らは 紛れ込むのが上手
先祖代々の教え 油断は大敵
Chameleon Baby 憂鬱な青い空
Chameleon Baby こんなとこ出たいだろ

無実の罪で着せられてしまったのは
嫌味なレインボーカラーの囚人服さ
それは運命という名の天罰
でも一度くらいは 脱ぎ捨ててみたいだろ

身体が染まっても 心は馴染めないで
もうどれが正体か 自分でも分からない
Chameleon Baby 太陽が赤すぎて
Chameleon Baby 見失ってるんだろ

無実の罪を死ぬまで晴らせないなら
雨でもレインボーカラーの終身刑さ
それは運命という名の天罰
でももっと怖いのは あきらめという名の天敵
そう一度くらいは 脱け出してみたいだろ

か弱い者ほど 気付いているジレンマ
自由を知らぬまま 不自由を嘆く
Chameleon Baby 脱獄計画立てよう
Chameleon Baby 隠れていないでさ
Chameleon Baby 何度呼びかけても
Chameleon Baby なんで黙ってるのさ

しびれを切らしてついに 君は口を開いた
「どこから声がしてるのか わたしにはわからないの
隠れているのは あんたの方じゃない?」


7.Human License

作詞:佐々木亮介
作曲:佐々木亮介

あなたが人間かどうか 思えば確かめたことなかった
見た目だって違うのに 中身もまったくの別物なのに

訊いても答える術なんてないんでしょうが
狼を前にした赤ずきんの心境です

美徳の意味も知らず 心臓は鉛かも知れず
あなたが着ているゴムの化けの皮 剥いでみたいのです

疑って 疑って この世をどう信じたらいい?
未だ見ぬヒューマン・ライセンスを求めている
差し出して 差し出して 人間だって言うのなら
あなたのヒューマン・ライセンスはどこにもありゃしない

これが人間なんです 思えば絵本の主人公ってやつは
無謀なほど勇敢で 潔癖の正義を振りかざしてた

どいつもやたらと人間離れしていたんです
毒林檎食わされた白雪の心境です

偽善の区別つかず 甘い実 匂い狂おしく
あなたが着ている魔女の化けの皮 剥いでみたいのです

戦って 戦って いったい何に勝てばいい?
心はヒューマン・ライセンスを求めている
間違って 傷ついて 涙が頬を流れてく
あなたにヒューマン・ライセンスをいま見せてやる

解らないまま 疑って 戦って
いったい何に勝てばいい?
あなたがヒューマン・ライセンスを証明する日まで


8.ロストワールド・エレジー

作詞:佐々木亮介
作曲:佐々木亮介

ロストワールド 愛がこの目に見えないのは 無いからか?
大事なものほど形を失くした世界で

それを辞書で引くと意義が多すぎて こんがらがる
傷つけてはただ見失う俺みたいに

それを口にすると意味が曖昧で ややこしい
悲しいとき無理して笑う君みたいに

よく出来た出来損ないだ きっと出会わなきゃ良かった
どうせ分かり合えないのに 求め合って失う生き物

ロストワールド 愛はただの言葉でしかない殻だ
大事なものほど正解を失くした世界で
だんだん麻痺してく

やがて話し合いは 傷つけ合いに
冷静さを失くして 席を立ち去れば
サイフも失くした俺だった

見事なミスの連続だ そうか生まれなきゃ良かった
サイフと一緒に落としたのは いつも美しい君の記憶

生まれなければこんな煩わしい思いはさせなかったろう だけど
出会わなければどんな素晴らしい思い出もなかったんだろう
分かりたいのは言葉じゃない
君の心だけでいい

ロストワールド 愛が何かわからなくても 変わらず
生きていける 二人の目には見えないままで

ロストワールド 愛がこの世にあるかどうか 決めるのは
確かな鼓動 分かち合いたいという心そのもの

愛の意味を失くした世界で
生きていくこと 君と探していくこと


9.コインランドリー・ブルース

作詞:佐々木亮介
作曲:佐々木亮介

まるで世界中がそっと 耳を澄ませているみたいな夜に
コインランドリーに響くのは 僕が好きだったあのブルース

がたがたと軋む洗濯機のノイズ
ぐるぐると回るシャツのリズムに乗せて
染みついて落ちない昔のメロディー
一人きり口ずさむア・カペラ

コインランドリーに響くのは 聴かれたくもないブルース

心を繋いでいたかった ほつれた糸が切れても
歌だけはいつも残ってたのさ
染みついてしまったものは 洗い流せなくなった
忘れました と嘘をついても

コインランドリーに響くのは 下手くそなままのブルース

窓の向こう側 蒼白い月も 天井の隅の防犯カメラも
訳知り顔して見てやがる 人の気も知らないくせに

心を繋いでいられたら ほつれた糸を直して
その訳をちょっとは知っていたかな
いびつな皺さえ愛しいと 優しげな台詞を言って
忘れないで と嘘をついたの?

コインランドリーで知ったのは 悲しくもなれないフレーズ

心を繋いでいられなくて 分かち合えないと思い知って
色褪せてゆくのだろう
くたくたになって 嫌になって 仕舞っておくだけならばいっそ
今日捨ててしまおう
胸の奥にあるメロディーと 知ってしまった優しさは
思い出さないようにしなくちゃ
心を繋いでられたこと 次の朝が来るまでには
忘れていなくちゃ ああ

コインランドリーに響くのは 君の好きだったあのブルース


10.最後の晩餐

作詞:佐々木亮介・渡邊一丘
作曲:佐々木亮介・渡邊一丘

辛すぎる現実ばかり 消化不良になる夜
腹の底に君が溜め込む 胃もたれしそうな愚痴

待ってました そいつは僕の大好物
食べて食べて こんなに大きくなりました

今宵はいかれたディナータイム・パーティー
君が食わされたのは マスタードまみれの罠
吐き出さないで 僕にちょうだい

甘すぎる夢が溶けたら 舐めたくもない苦汁さ
胸の奥に君が垂らした 泣き言まじりの毒

知ってました? そいつは僕の栄養剤
飲んで飲んで 立派に大きくなりました

今宵はいかれたディナータイム・パーティー
君がかけられたのは カスタードずくめの罠
吐き出せないのは 僕のせいさ

君の中で 君と同じ歳月を むさぼってきた
お陰様で 君が怯えるほど
大きくなりすぎちゃったなあ

今宵は最後のディナータイム・パーティー
まだまだ足りないから いかれた裏切り者
いっそ心ごと いただきます


11.Don't Close The Gate -session #5-